[5月12日:速報回]SpaceX AI爆誕でClaudeが快適に?サム・アルトマンとの因縁バトルも解説(ep.68)
おちつきAIラジオ 第68回(EP.068)/配信日: 2026.05.12/再生時間: 00:46:25
この回の概要
今回は「おちつきAIラジオ」の速報会で、Podcast Weekendの会場から現地収録された回です。イーロン・マスク関連のニュースが中心となり、XAIのスペースX AIへの改称、AnthropicとスペースXの計算資源提供によるClaude Codeの利用制限緩和、マスク氏とサム・アルトマン氏の裁判の開幕、そしてオープンAI製スマートフォンの噂という4本のトピックが扱われています。この回を聴くと、AI業界のリーダーたちの動きが今どうつながっているのかがわかります。
冒頭はしぶちょーとかねりんの謝罪から始まりました。番組が用意していたお便りフォーム「おちつきAI目安箱」に、半年以上ポッドキャストウィークエンドのお手伝いを申し出るメッセージなどが大量に届いていたにもかかわらず、二人とも全く気づいていなかったことが発覚したためです。さらにX(旧Twitter)のDM経由で個別に届いていたメッセージも、スパムフィルターの影響で見落としていたことが明かされ、今後はClaudeを使って通知が届く仕組みを作ると約束されました。
最初のニュースは、イーロン・マスク氏のAI企業XAIが「スペースX AI」に改称されたという話題です。もともと3月にスペースXとXAIの統合が発表されており、改称の背景にはマスク氏が推進する宇宙データセンター構想があると説明されました。スペースXのコンピューターインフラを宇宙に持っていく計画をより強く打ち出す狙いだといいます。
続いて紹介されたのが、Anthropicがマスク氏のスペースXと契約し、GPU22万基規模の計算資源を確保したというニュースです。スペースXが持つ大規模データセンター「Colossus」の旧世代設備が新しい「Colossus 2」の稼働により空いたため、その計算リソースをAnthropicに貸し出す形になったと説明されました。この結果、Claude Codeの5時間あたりの利用制限が2倍に引き上げられ、ピークタイムに制限がかかりやすかった問題も緩和され、API側のレート制限も引き下げられた一方で、料金自体は変わっていないとのことです。マスク氏はこの提携についてAnthropicを高く評価するコメントを残したことも紹介されました。
次に取り上げられたのが、イーロン・マスク氏がサム・アルトマン氏とオープンAIの経営陣を訴えている裁判が本格的に始まったというニュースです。オープンAIがもともと非営利団体として設立されたにもかかわらず、営利企業化してしまったことを問題視する内容で、マスク氏側が敗訴した場合には20兆円規模の賠償金や経営陣の解雇まで求めていることが紹介されました。この訴訟は2024年から段階的に提起されてきたもので、2023年11月に一度サム・アルトマン氏が取締役会によって解任され、その後復帰した騒動とも関連していると説明され、当時マスク氏を追い出した側の人物が今回はマスク氏側の証人として名を連ねている点も興味深い構図として語られました。二人は、マスク氏側にはオープンAI創業時の理念へのこだわりや個人的な感情も影響しているのではないかと推測し、対するサム・アルトマン氏についても、人当たりの良さゆえに周囲との摩擦を生みやすいのではないかという見立てが語られました。
最後のトピックは、オープンAI製のAI特化スマートフォンが2027年から2028年にかけて数千万台規模で出荷されるという市場アナリストの予測です。ネット接続なしでもローカルで動作するAIモデルを搭載し、画像解析などの機能を端末単体で提供する構想だと紹介されましたが、しぶちょーは、オープンAIが訴訟対応や基盤モデル開発に集中すべき時期にハードウェア事業へ広げる余裕があるのか疑問を呈し、「今じゃない」というのが二人の共通の感想でした。
この裁判がなぜ今このタイミングで本格化したのかについても、二人で推測が語られました。しぶちょーは、マスク氏の影響力が国防分野などにも広がりつつあること、そしてXAIのAIモデルGrokがChatGPTやAnthropic、Geminiといった他の基盤モデルに追いつくレベルまで急速に力をつけてきたことが背景にあるのではないかと述べました。出遅れていたGrokが実用に耐える水準になってきたことで、マスク氏がオープンAIに対してより強気に出られる状況が整ってきたのではないか、という見立てです。
この回はイベント会場からの現地収録だったこともあり、通常より短めの構成となりましたが、その中でスペースX AIとAnthropicの提携によってClaude Codeの利用環境が実際に改善されたという実利のある情報と、AI業界を牽引する経営者たちの人間関係や思惑が絡み合う裁判の背景が、コンパクトにまとめて共有されました。
目次(タイムスタンプ)
- 00:00 オープニング:初の現地ビデオポッドキャスト収録
- 02:34 大反省会:お便り&DM放置事件とXのスパム判定問題
- 06:40 xAIが「SpaceX AI」へ統合!宇宙データセンター計画とは?
- 08:34 朗報!AnthropicとSpaceX提携でClaudeの制限が大幅緩和
- 13:00 世紀のバトル開幕!イーロン・マスクVSサム・アルトマン裁判
- 18:16 裁判の行方は?OpenAIの営利化問題と複雑な派閥争い
- 25:40 今じゃない?OpenAI製AI特化スマホが2028年に登場の噂
- 32:47 ゲストを呼びたい!ポッドキャスト収録のスケジュール調整あるある
- 37:54 今週末はからあげ先生とAIソムリエバトル!イベント告知
- 40:00 エンディング:お便り募集とレビューのお願い
- 43:30 アフタートーク:外収録の野望と新コミュニティ始動のお知らせ
この回でわかること(Q&A)
XAIがスペースX AIに改称されたのはなぜ?
もともとスペースXとXAIは2025年3月に統合が発表されており、その後名称がスペースX AIに変更されました。背景には、イーロン・マスク氏が推進する宇宙データセンター構想を強く打ち出したいという狙いがあると説明されています。
AnthropicとスペースXの提携でClaude Codeはどう変わった?
スペースXの大規模データセンター『Colossus』の空いた計算資源がAnthropicに貸し出されたことで、Claude Codeの5時間あたりの利用制限が2倍に引き上げられ、ピークタイムの制限も緩和されました。API側のレート制限も引き下げられましたが、料金自体は変わっていません。
イーロン・マスク氏とサム・アルトマン氏の裁判はどんな内容?
オープンAIがもともと非営利団体として設立されたにもかかわらず営利企業化してしまったことを、マスク氏がサム・アルトマン氏とオープンAI経営陣を相手に訴えている裁判です。マスク氏側が勝訴した場合、20兆円規模の賠償金や経営陣の解雇が求められると紹介されました。
オープンAI製のスマートフォンは本当に出るの?
市場アナリストの予測として、2027年から2028年にかけてAIに特化したスマートフォンを数千万台規模で出荷する可能性があると紹介されましたが、あくまで予測段階の話であり、正式な発表はされていません。番組内でも『今じゃない』という懐疑的な見方が語られています。
この回でおちつきAIラジオが謝罪していたのはなぜ?
お便りフォーム『おちつきAI目安箱』やX(旧Twitter)のDMに半年以上前から多数のメッセージが届いていたにもかかわらず、パーソナリティ二人がまったく気づいていなかったことが発覚したためです。今後はClaudeを使った通知の仕組みを整える予定だと説明されました。
この回を聴く
「おちつきAIラジオ」は、日々のAIトピックを現役のAIエンジニア(しぶちょー)と元刑事のポッドキャストプロデューサー(かねりん)がやさしく解説する対談番組です。