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【Notion×Obsidian】AI時代は情報収集より管理が超重要!(ep.61)

おちつきAIラジオ 第61回(EP.061)/配信日: 2026.04.17/再生時間: 01:24:11

この回の概要

今回はAI時代の情報管理ツールをテーマに、しぶちょーとかねりんがNotionとObsidianという2つのツールを軸に情報整理の考え方を語る回です。この回を聴くと、なぜ今「情報収集」より「情報管理」が重要になっているのか、NotionとObsidianの違いは何か、そしてAI時代における情報整理の本質的な考え方が分かります。

まず前提として語られるのが、プロンプトエンジニアリングという言葉が最近あまり聞かれなくなり、代わりにコンテキストエンジニアリングという考え方が重視されるようになっているという話です。AIのコンテキストウィンドウが2022年のChatGPT登場時の数千文字規模から、現在では数百万トークン規模まで拡大したことで、プロンプトの工夫よりも、AIにどれだけ質の高い文脈やデータを渡せるかが重要になっていると説明されます。ディープリサーチなどによって情報収集自体は簡単になった一方で、集めた情報をどう整理し活用するかという管理の部分が今後の課題になっているというのが今回のテーマの出発点です。

最初に紹介されるのはNotionです。かねりんも普段からウェブ記事の保存や議事録のデータベース化に活用していることが語られ、テーブル構造によるデータベース機能や、Notion AIやMCP経由の外部連携によって蓄積した情報にAIからアクセスできる点が強みとして挙げられます。しぶちょーからは、Notionがもともとサンフランシスコで創業されたものの一度失敗し、家賃の安さから京都に移住した創業者が2016年にバージョン1.0をリリースしたという経緯も紹介されます。一方でNotionはクラウド上のサービスであるため、ネット接続がない環境では読み込みができないことや、外部のAIツールとの連携がしづらいという課題も指摘されます。

次に紹介されるのがObsidianです。2020年頃に登場し、AI時代になって改めて注目されているノートアプリで、最大の特徴はデータをローカルのマークダウンファイルとして保存するローカルファーストな設計にあります。ネット接続がなくても使え、Claude CodeやローカルLLMなどのAIツールにそのままデータを読み込ませやすい点が評価されています。もう一つの特徴として、メモ同士を自由につなげられる双方向リンク機能があり、情報を本棚のように分類するのではなく、クモの巣状のグラフ構造で捉えられる点が紹介されます。

番組ではこの双方向リンクの考え方を、社会学者ニクラス・ルーマンが実践したメモ術ツェッテルカステンや、梅棹忠夫の著書「知的生産の技術」、トニー・ブザンのマインドマップといった古典的な情報整理法と結びつけて解説します。ルーマンは一つのメモに一つのアイデアを書いて物理的なフォルダに整理し、後から関係のある知識同士をつなげていくという方法で、生涯に70冊以上の本と400本以上の論文を書き上げたことが紹介されます。時代が変わっても、情報を横につなげて新しい気づきを生み出すという考え方自体は昔から変わらない普遍的な価値であるという点が強調され、しぶちょーは古い自己啓発書を読んでも今のAI時代とほぼ同じ主張がされていることに驚いたというエピソードも語ります。

NotionやObsidianの学習方法についても触れられ、しぶちょーはオンライン学習プラットフォームUdemyの講座で操作方法を効率よく身につけていることを紹介し、セール時期を狙えば数百円から千円程度で購入できるというお得な使い方も共有します。

最後に、情報をただ大量に集める「情報コレクター」になるだけでは意味がなく、集めた知識を咀嚼し、一見関係のない情報同士をつなげる「情報の越境」こそが、AIには生み出せない人間ならではの価値になるという結論が語られます。しぶちょーは、情報収集を効率化すること自体は「木こりのジレンマ」でいう斧を振り続けることに近く、集めた情報をどう扱うかという「刃を研ぐ」作業にあたるツール活用の方が、緊急性は低くても重要度が高いのだと位置づけます。ツールとしてはまずNotionから使ってみること、そして情報を体系的に整理するだけでなく、アイデアを育てる場としてObsidianのようなツールを活用していくことが提案され、番組を締めくくっています。

目次(タイムスタンプ)

  • 00:00 オープニング:おちつきAIラジオ、今週の放送が始まります
  • 00:49 今回のテーマ:AI時代の情報管理ツールについて語ろう
  • 02:14 情報過多の今、「収集」よりも「管理」が重要になる理由
  • 04:34 プロンプトエンジニアリングの次はコンテキストエンジニアリング
  • 06:45 本1冊分を一瞬で読み込む?驚異のコンテキストウィンドウ
  • 11:19 王道ツール「Notion」の魅力とデータベース活用法
  • 14:37 Notionの弱点?外部AIツールとの連携における壁
  • 21:36 今再注目!ローカルファーストの最強ツール「Obsidian」
  • 24:02 双方向リンクとグラフビューで知識を蜘蛛の巣のように繋ぐ
  • 30:54 AI時代にローカルでデータを持つことの圧倒的な強みとは
  • 33:28 異質なものを組み合わせる「情報の越境」が新しい価値を生む
  • 37:12 時代を超えて役立つ!知的生産の技術とマインドマップ
  • 40:30 AI時代でも変わらない、自己啓発本に隠された普遍の真理
  • 50:13 今日のアクションプラン:まずはNotionを触ってみよう
  • 51:31 知らなきゃ損!Udemyのセールを活用した賢いツール学習法
  • 58:25 急に白熱?最近のポッドキャストマネタイズ論について
  • 01:04:15 木こりのジレンマに学ぶ、情報管理という「刃を研ぐ」時間
  • 01:07:11 「AIを使っていない」という手作り感が価値になる未来?
  • 01:11:22 イベント告知:Podcast Weekend&Podcast MIXに出店・登壇
  • 01:16:53 エンディング:番組への星5レビューと感想ツイートのお願い
  • 01:17:44 【アフタートーク】1時間超えの長尺ポッドキャストって長すぎる?
  • 01:22:05 執念の極み!しぶちょーの「電車内オフィス」究極のAI活用術
  • 01:24:10 収録終了!お疲れ様でした!次回の配信もどうぞお楽しみに

今回の要チェックキーワード

コンテキストウィンドウ(Context Window)
AIが1度のやり取りで読み込み、記憶・処理できるテキストデータ(トークン)の最大量。
プロンプトエンジニアリング(Prompt Engineering)
AIから望む回答を引き出すために、AIに与える指示文(プロンプト)の表現や構成を工夫する技術。
コンテキストエンジニアリング(Context Engineering)
AIの回答精度を高めるために、指示文の工夫だけでなく、AIに渡す前提情報(自分のデータや文脈)の質や構造を設計する技術。
Markdown(マークダウン)
見出しや太字、リンクなどのテキスト装飾を、簡単な記号を使ってプレーンテキストのまま記述できる軽量なマークアップ言語。
双方向リンク(Bidirectional Links)
ノートAからノートBへリンクを張ると、自動的にノートB側にも「ノートAからリンクされている(バックリンク)」と表示され、双方向に繋がりを持たせる仕組み。
グラフビュー(Graph View)
ノート同士のリンク関係を、点(ノード)と線(エッジ)を用いたネットワーク図として視覚化し、情報の繋がりを俯瞰できる機能。
ツェッテルカステン(Zettelkasten)
1つのノートに1つのアイデアのみを書き、それらを分類ではなくリンクで繋ぎ合わせることで、事後的に新しい発想や構造を生み出すドイツ発祥のメモ術。 —----------------------------

この回でわかること(Q&A)

NotionとObsidianの違いは何ですか?

Notionはクラウド上でデータベース形式で情報を整理するツールで、外部ツールとのコネクター連携がしやすい一方、ネット接続が必要でAIとの直接連携がしにくい面があります。Obsidianはデータをローカルのマークダウンファイルとして保存するローカルファーストなツールで、ネット接続なしでも使え、AIツールに直接読み込ませやすく、メモ同士を自由につなげる双方向リンク機能が特徴です。

コンテキストエンジニアリングとは何ですか?

プロンプトの工夫よりも、AIにどれだけ質の高い文脈やデータを渡せるかを重視する考え方です。AIのコンテキストウィンドウがChatGPT登場時の数千文字規模から現在は数百万トークン規模まで拡大したことで、渡す情報の質と整理のされ方が回答の質を左右するようになったと説明されています。

Obsidianの双方向リンクとはどんな機能ですか?

一つのメモから別のメモへリンクを貼れる機能で、メモ同士がクモの巣のようにグラフ構造でつながっていきます。本棚のようにジャンル分けして並べるだけでは見えない、一見関係のない情報同士のつながりを可視化できる点が、新しい気づきやアイデアの発見につながるとされています。

ツェッテルカステンとは何ですか?

社会学者ニクラス・ルーマンが実践していたメモ術で、一つのメモに一つのアイデアを書いて整理し、関係のある知識同士をつなげていく方法です。生涯で70冊以上の本と400本以上の論文を書いたルーマンの生産性を支えた手法として紹介されており、Obsidianの双方向リンクの考え方の源流の一つとされています。

Notionはどこで生まれたツールですか?

もともとサンフランシスコで創業されましたが一度失敗し、創業者が家賃の安さから京都に移住して開発を続け、2016年にバージョン1.0がリリースされたという経緯が紹介されています。日本にゆかりのあるツールであることが番組内で語られています。

関連リンク

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「おちつきAIラジオ」は、日々のAIトピックを現役のAIエンジニア(しぶちょー)と元刑事のポッドキャストプロデューサー(かねりん)がやさしく解説する対談番組です。