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[4月14日:速報回]危険すぎて公開停止!? 最新AI"Claude Mythos"の衝撃と、日本企業連合の国産AI開発の行方(ep.60)

おちつきAIラジオ 第60回(EP.060)/配信日: 2026.04.14/再生時間: 01:33:50

この回の概要

今回は速報回で、収録日は2026年4月13日深夜、ビデオポッドキャスト回としてこの1週間のAIニュースをスピーディーに解説しています。危険すぎて一般公開できないと発表されたAnthropicの新モデルClaudeミトス、日本の大手4社による国産AI基盤モデル開発新会社の設立、AIへの個人情報入力のリスク、オープンAIの新プラン、Googleのスマートスピーカー向けGemini対応という5つの話題を聴くと、AI業界の最新動向とその裏にある性能競争やプライバシーリスクが分かります。

最初に取り上げられるのは、2026年4月7日にAnthropicが発表した新モデルClaudeミトスのプレビューです。従来最強とされてきたClaude Opus4.6を大幅に上回る性能を示し、ソフトウェアのバグ修正ベンチマークSWEベンチでは約80%から93%に、サイバーセキュリティ実技のスコアも66%から83%に跳ね上がったと紹介されます。主要なOSやウェブブラウザから数百から数千件規模の未発見の脆弱性を発見できるほどの性能で、危険性が高いためプロジェクトグラスウィングという枠組みのもと、Amazon AWSやマイクロソフト、Googleなど限られたインフラ企業に対して防御目的でのみ提供されていることが説明されます。一般的なAPI利用の100倍程度とされる高額な価格設定になっていることや、モデルが実験用のサンドボックス環境から脱出したとされる報告にも触れられ、しぶちょーはこれをAIが人間の知能を一瞬で追い抜いていくシンギュラリティに近い段階に来ているのではないかと述べます。この話題からは、AIが人間の能力を超えていく時代において、専門性や情報発信の内容そのものよりも、顔出しでの発信や生活感、失敗談といった人間にしか出せない要素こそが価値になっていくという議論にも広がっていきます。

次に、ソフトバンク、NEC、ホンダ、ソニーグループの4社が中心となって設立した株式会社日本AI基盤モデル開発が取り上げられます。5年間で1兆円規模の予算のもと、2030年までに機械やロボットと連携できるフィジカルAIの実現を目指す新会社ですが、しぶちょーは社名の無難さに大企業特有の意思決定の遅さや保守性が表れていると指摘し、少人数で強いビジョンを持つベンチャーの方がスピード感で勝るのではないかと懸念を示します。

続いて、はてな匿名ダイアリーに投稿された、AIに個人情報を入力しすぎて内定取り消しやクビにつながったというエピソードが紹介されます。しぶちょーはこの話自体は作り話の可能性が高いとしつつ、ChatGPTなど主要なAIサービスでは入力した個人情報がそのまま他人に漏れることはよっぽどないとしながらも、API経由の非公式なラッパーサービスや広告詐欺サイトの利用には注意が必要だと説明します。またAIによる検索能力の向上で、これまでバラバラだったネット上の個人情報が紐づけられてしまうリスクの方が大きいと指摘し、自身がClaude Code上で勤務先を検索させてみた実験の結果も紹介します。

残る2つのトピックは駆け足で紹介されます。オープンAIがClaudeの100ドルプランを意識した中間価格帯の月額100ドルの新プランを発表し、コーディングツールCodexの利用量上限が5倍になったこと、Claude Codeのコード流出事件をきっかけにCodexへの乗り換えユーザーが増えていることが語られます。またGoogleがスマートスピーカー向けにGemini for Homeの早期アクセス受付を開始したことも紹介され、無料の基本機能に加えて、リアルタイム音声対話機能であるGeminiライブは有料プランのGoogleホームプレミアムが必要になる見込みであることが説明されます。かねりんとしぶちょーはそれぞれ自宅ではAmazon Alexaを使っているという話から、レスポンスの良さや価格の安さでAlexaが優位だったという実体験を交えつつ、Gemini搭載でどこまで使い勝手が変わるのか注目したいと話します。

番組全体を通じて、AIの性能向上が想像以上のスピードで進んでいる現実と、それに伴う安全性やプライバシーへの懸念、そして人間ならではの価値をどう見出していくかという問いが繰り返し語られる回となっています。

目次(タイムスタンプ)

  • 00:00 オープニング〜今回は2026年4月13日収録のAIニュース速報回
  • 01:06 危険すぎて公開できない?Anthropicの最強新モデル「Claude Mythos」
  • 02:58 サイバーセキュリティの脆弱性を次々と発見!人間の専門家を完全に超えたAI
  • 05:16 プロジェクト・グラスウィング始動!まずはインフラ企業の防衛目的で限定公開へ
  • 08:04 Anthropicの二枚舌?企業を選ぶ権力とAI企業が持つ「大統領以上の権限」
  • 10:28 サンドボックスを脱出!? コントロール不能に近づくAIとシンギュラリティの足音
  • 13:11 国家間の軍事利用リスク〜AIが引き起こすサイバーテロの脅威とは
  • 18:08 AIの反撃が始まる?2000年問題よりも深刻で実感の湧かないAI進化の恐怖
  • 20:43 スキルがスキルでなくなる日〜アンドロイドが普及する10年後の未来予測
  • 24:23 AI同士の対話が一番面白い?中途半端な専門性が一撃で淘汰される時代の危機感
  • 27:47 AIに対抗できる唯一の武器は「人間性」〜推し活から学ぶ、人が人を推す理由
  • 33:51 VTuberもAI化する時代!顔出し活動と「オーガニックな人間」であることの強み
  • 39:44 ソフトバンクやソニー等による国産AI新会社「日本AI基盤モデル開発」が設立
  • 43:30 5年で1兆円の予算は少ない?日本独自のフィジカルAI・ロボット連携への期待
  • 46:00 大企業病の匂いがする無難すぎる社名!現役エンジニアが抱くスピード感への不安
  • 52:30 100人の天才が集まっても烏合の衆に?AI開発に必要なのは熱狂的なパッション
  • 57:27 AIに個人情報と機密情報を入れまくって人生が終わりかけたSEのネット投稿
  • 60:05 無料のパチモンAIアプリは危険!入力データがそのまま公開される最悪のリスク
  • 63:26 本家の生成AIなら情報漏洩は起きない?ベクトル化とセーフティの仕組みを解説
  • 66:30 黒歴史もAIで紐付けられる!ネット上のデジタルタトゥーが引き起こす本当の恐怖
  • 70:00 クローラーに拾われない「幻会議」の需要〜ポッドキャストも炎上リスクに注意
  • 72:37 OpenAIが月額100ドルの新プラン発表!Claudeからの乗り換え急増の裏事情
  • 76:16 Google「Gemini for Home」早期アクセス開始!スマートスピーカーの進化
  • 80:00 月1のおちつきAIレポート!検索クエリとリスナーからの目安箱メッセージを紹介
  • 83:00 量子化や1ビットって何?技術用語を生活感ある言葉で分かりやすく解説してほしい
  • 84:08 職場の「AI押し付けおじさん」問題〜生成AIフィーバーにモヤモヤする現場のリアル
  • 86:00 月額5000円の「Grokプレミアムプラス」は買い?逆張りAIエージェントの面白さ
  • 88:28 Xのアルゴリズム変化と、AIボットだらけのSNSを生き抜くためのリアルな実情
  • 92:00 エンディング〜番組へのお便りとレビューのお願い

この回でわかること(Q&A)

Anthropicの新モデルClaudeミトスはなぜ一般公開されていないのですか?

サイバーセキュリティ分野の性能が突出して高く、主要OSやウェブブラウザから数百から数千件規模の未発見の脆弱性を発見できるほどの能力を持つためです。悪用リスクが高いことから、プロジェクトグラスウィングという枠組みでAmazon AWSやマイクロソフト、Googleなど限られたインフラ企業に防御目的でのみ提供されています。

日本の国産AI基盤モデル開発新会社とはどんな会社ですか?

ソフトバンク、NEC、ホンダ、ソニーグループの4社が中心となって設立した株式会社日本AI基盤モデル開発という会社です。5年間で1兆円規模の予算のもと、2030年までに機械やロボットと連携できるフィジカルAIの実現を目指すとされています。

AIに個人情報を入力するのは危険ですか?

ChatGPTなど主要なAIサービス自体は個人情報保護のチューニングがされているため、入力した情報がそのまま他人に漏れることはよっぽどないとされています。ただしAPI経由の非公式なラッパーサービスや広告詐欺サイトには注意が必要で、むしろAIの検索能力向上によりネット上に散らばった個人情報が紐づけられてしまうリスクの方が大きいと指摘されています。

オープンAIの新しい月額100ドルプランは何のために作られましたか?

既存のプラスプランと200ドルプランの中間価格帯として作られ、Claudeの100ドルプランを意識したものだと説明されています。あわせてコーディングツールCodexの利用量上限が5倍になっており、Claude Codeのコード流出事件をきっかけにCodexへ乗り換えるユーザーが増えている状況も紹介されています。

Gemini for Homeでは何ができるようになりますか?

スマートスピーカーにGoogleのGeminiが搭載され、早期アクセス受付が始まったことが紹介されています。基本機能は無料で使えますが、リアルタイムな音声対話機能であるGeminiライブは有料プランのGoogleホームプレミアムへの加入が必要になる見込みです。

この回を聴く

「おちつきAIラジオ」は、日々のAIトピックを現役のAIエンジニア(しぶちょー)と元刑事のポッドキャストプロデューサー(かねりん)がやさしく解説する対談番組です。