Manusで番組公式Webサイトを作成 / 共著でAI書籍出版の計画 (ep.51)
おちつきAIラジオ 第51回(EP.051)/配信日: 2026.03.13/再生時間: 01:16:41
この回の概要
第51回は「おちつきAI相談会」と題し、かねりんとしぶちょーが番組の今後についてざっくばらんに話し合う回です。この回を聴くと、番組公式ホームページの制作、目安箱的な新機能のアイデア、そして二人での書籍執筆構想という3つの具体的なプロジェクトが立ち上がった経緯がわかります。
最初の話題は、以前から開発していた「おちつきAIラグ」についてです。検索拡張生成の技術を使い、番組で話した内容を原稿としてRAGを組み、質問すると該当箇所の秒数を返す仕組みはすでに動いていますが、しぶちょーは精度を上げても爆発的に面白くなる未来が見えず、開発のモチベーションが上がらないと率直に打ち明けました。背景には、ケンスー氏が開発するポッドキャストをIP化するサービス「ポッディ」の完成度が高く、要約や検索、聞き返しまでできる本格的な作りだったため、単体のRAGでは差別化しにくいと感じたことがあります。
二人はここから、ラグを他の仕組みと組み合わせるアイデアを議論しました。かねりんが提案したのが、リスナーがニュースやURLを投稿すると、AIが複数のモデルで「落ち着き度」を判定してスコアを出す「おちつきAI目安箱」という機能です。SNSでメンションするのは心理的ハードルが高く、実際に感想を書き込む人は少ないという実感から、匿名で投げ込める場所を作ることでネタ収集とリスナー参加の両方を狙える点に二人とも手応えを感じていました。他の人が投稿したURLも一覧で見える形にすれば、世の中がどんなトピックにモヤモヤしているかが可視化され、それを番組内で解説していくという当初の番組コンセプトとも合致するという結論になりました。
続いて話題は番組公式ホームページの制作に移りました。しぶちょーはすでに自身の番組「ものづくりのラジオ」のホームページをReplitのバイブコーディングで1日かからずに作った実績を紹介し、既存のポッドキャスト番組「サイエントーク」のホームページ構成を参考にしながら叩き台を作り、必要な項目を取捨選択していく方法を説明しました。ポッドキャストを知らない人に番組の存在を信頼感を持って伝えるには、Spotifyや YouTubeのリンクを渡すだけでは不十分で、名刺代わりのホームページが必要だという結論に至っています。ツール選びについては、ホームページ程度の規模であればReplitでもManusでも大差はなく、バックエンドにデータベースを持つような重い処理が必要な場合はコンピューティングリソースがしっかりしているReplitが向いているという使い分けも共有されました。
かねりんは今回の相談を受けて、Manusを使っておちつきAIの公式ホームページを自分で作ることを引き受け、期限を来週の深掘り会の収録日までと即断しました。あわせて独自ドメインの取得についても話し合い、.aiドメインは1万6千円程度と高額だったため、馴染みがあり信頼感を得やすい.comドメインを軸に検討することになりました。表記についても、おちつきAIをそのままつなげるとアルファベットの発音が重なって読みにくいため、ハイフンを入れて区切る形にすることで意見が一致しています。デザインの方向性としては、番組名やサムネのゆるさとのバランスを取りつつ、対行政や年配層にも通じるしっかりした印象を意識するという方針も共有され、参考にしたいデザインのキャプチャーやパーツ集のサイトを見せながら作り込む進め方が提案されました。
後半では、二人での書籍執筆という新しいアイデアが持ち上がりました。しぶちょー自身がかつて技術書の執筆で企画から1年間書き出せなかった経験を振り返り、共著であれば互いの進捗が良い意味でのプレッシャーとなり継続しやすいという利点を語りました。番組で扱ってきたAI活用のトレンドや技術解説、プライバシーの話題などを土台にしながら、単なる技術解説本ではなく思想的な切り口を持たせる方向性が話し合われ、出版社への企画持ち込みには、どんな読者層に向けてなぜ今その本が必要なのかを示すデータや裏付けが必要になることも確認されました。二人で交互に喋りながら本を出す形式のポッドキャスターは他にあまり例がなく、チャレンジングだが差別化になるという点でも意見が一致しています。
最後に二人は、ホームページ、目安箱、書籍という3つの取り組みを、これまで番組で積み上げてきたリソースを束ねて形にする機会と位置づけ、早く着手するほどレバレッジが効くという考えで一致しました。ホームページは来週の収録までに、書籍企画は出版社への持ち込みに向けた叩き台作りから進めることになり、次回以降の収録で進捗を報告し合う約束をして締めくくっています。番組が50回を超え100回への折り返しに差しかかったタイミングで、コツコツ同じことを繰り返すだけでなく変化を加え続けることが継続の本質だという価値観を二人が共有していることも、この回のやり取りから伝わってきます。
目次(タイムスタンプ)
- 00:00 オープニング:本日はゆるめの「おちつきAI相談会」
- 02:18 開発停止中?おちつきAIラグの現状とモチベ低下の理由
- 06:47 驚愕のAIポッドキャストサービス「Poddy」の登場
- 09:32 神アイデア誕生!リスナー参加型の「おちつきAI目安箱」
- 15:25 非エンジニアでも爆速!AIで番組ホームページを作ろう
- 27:22 営業資料にもなる?AIポッドキャスト番組におけるHPの重要性
- 34:54 納期決定!来週までにManasで公式ホームページを公開?
- 46:58 番組の書籍化プロジェクト始動!2人の共著でAI本を出す?
- 53:52 書籍執筆のリアルと、RAGを活用した新しい本の書き方
- 59:31 今年中にゴリゴリ進める!書籍出版に向けたファーストステップ
今回の要チェックキーワード
- RAG(Retrieval-Augmented Generation)
- 外部の知識データベースから関連情報を検索し、それをもとに回答を生成することで、AIの回答精度や最新性を高める手法。
- Manus
- Monica社が開発した、Webブラウジングや複雑なタスクを自律的に遂行できる「AIエージェント」。
- 目安箱(めやすばこ)
- 江戸時代の将軍・徳川吉宗が設置した、民衆の意見や不満を直接収集するための投書箱。現代では組織内の意見収集システムの比喩として使われる。 —----------------------------
この回でわかること(Q&A)
おちつきAIラグとは何ですか?
検索拡張生成(RAG)の技術を使い、番組で話した内容を原稿として組み込み、質問すると該当する発言箇所の秒数を返す仕組みです。すでに動作はしていますが、精度を上げても劇的に面白くなる展望が見えず、開発のモチベーションが課題になっていると語られています。
おちつきAI目安箱とはどんな機能ですか?
リスナーがニュースやURLを投稿すると、AIが複数のモデルで「落ち着き度」を判定してスコアを出すという構想です。SNSでメンションするより心理的ハードルが低い匿名投稿の場を作ることで、ネタ収集とリスナー参加を両立させる狙いがあります。
おちつきAIの公式ホームページはどうやって作る予定ですか?
しぶちょーが自身の番組のホームページをReplitで1日かからずに作った経験をもとに、かねりんがManusを使って制作を担当することになりました。既存のポッドキャスト番組「サイエントーク」のホームページ構成を参考にしつつ、独自ドメインとしては高額な.aiではなく.comを軸に検討しています。
二人で本を出版する構想はどんな内容ですか?
番組で扱ってきたAI活用のトレンドや技術解説を土台に、単なる技術本ではなく思想的な切り口を持たせた共著本の構想です。共著なら互いの進捗がプレッシャーになり執筆が継続しやすいという利点が語られ、出版社への企画持ち込みに向けた準備を進めることになりました。
関連リンク
この回を聴く
「おちつきAIラジオ」は、日々のAIトピックを現役のAIエンジニア(しぶちょー)と元刑事のポッドキャストプロデューサー(かねりん)がやさしく解説する対談番組です。