【スライド生成AIの結論】ManusとGensparkが二強!パワポ作成から解放される最新AIツール徹底比較(ep.49)
おちつきAIラジオ 第49回(EP.049)/配信日: 2026.03.06/再生時間: 01:13:46
この回の概要
今回はAIによるプレゼン(スライド)生成の最前線をテーマに、しぶちょーが実際に複数のツールを使い比べた結果を報告する回です。この回を聴くと、Claude、Gemini、ChatGPT、NotebookLM、Canva AI、Manus、Genspark、魔人式プロンプトという主要なスライド生成手段それぞれの長所と短所、そして現時点でのおすすめがわかります。
まずしぶちょーは、Claude、Gemini、ChatGPTがいずれもスライド生成機能をすでに備えていると紹介しました。Claudeはパワーポイントを生成するコードを内部で作成し、シンプルながら編集可能なパワーポイント形式で出力してくれ、叩き台として十分なクオリティだと評価しています。GeminiはGoogleスライドとして出力され、そのままGoogleスライド上でナノバナナプロを使った画像挿入などの編集ができる点が強みです。一方ChatGPTは構成や見た目が微妙で、あまりおすすめできないという評価でした。あわせて、プレゼン資料には人に配布して読んでもらう情報型と、発表者が話しながら見せる差し絵型の2種類があり、目的によって作り方を変える必要があるという整理も共有されています。
続いてNotebookLMを取り上げ、非常にグラフィカルでおしゃれなスライドを生成できる一方、出力がすべて画像であるため編集ができないという弱点を指摘しました。裏側ではナノバナナプロが画像としてスライドを生成しており、発表用と情報型のどちらのスタイルで作るか選べる点は評価しつつも、編集できない画像スライドをそのままビジネスの場で使うことには懐疑的な見方を示しています。Canva AIについては、独自に画像生成やレイアウト編集を試みているものの現状のクオリティはかなり低く、実用にはまだ遠いと率直に酷評していました。
本命として紹介されたのがManusです。裏側でナノバナナが動作しており、AIエージェントが自律的に情報を検索して画像を配置してくれるうえ、生成後もスライド内の文字だけを指定して書き換えるといった細かい修正が効く点を高く評価しています。ビジュアルのクオリティも高く、クレジット消費も1回のプレゼン生成でおよそ300から500程度と常識的な範囲であり、プレゼン生成以外の用途にも幅広く使えることから、汎用性の高さも含めて最有力候補だと結論づけました。
もう一つの有力候補として紹介されたのがGensparkです。もともと検索エンジンとして登場したサービスがリブランディングし、Manusに近い自律型のスーパーエージェントへと変化したもので、資料作成によりフォーカスしている点が特徴です。生成されるスライドが画像ではなく編集可能な形式で出力されるため、発表しながらの微調整や上司への提出後の修正がしやすく、ビジネス用途ではManusよりもGensparkの方が使いやすいという見解が示されました。ビジュアルの華やかさではManusに劣るものの、実務での扱いやすさを重視するならGensparkが適しているという住み分けです。
さらに、Geminiを利用した無料のスライド生成手法である魔人式プロンプトも紹介されました。Google Apps Scriptを使って動作し、課金なしで使える手軽さが特徴で、スライドを1枚ずつ細かく設定しながら生成できる点も強みです。ただしGemini本体のスライド生成機能が強化されてきたことで役割が近づきつつあり、今後はナノバナナプロで生成した画像の文字を後から編集できるようにする機能なども取り込みながら独自の価値を模索している段階だと説明されました。
最後に、AIによるスライド生成をテーマにした最新の学術研究にも触れ、2026年1月に発表された論文では、見た目の美しさと編集のしやすさの間にトレードオフが存在することが指摘されていると紹介しました。ナノバナナのようなビジュアル重視の生成は編集性が低く、逆に編集しやすい形式は見た目の美的スコアが伸びにくいという課題があり、この両立が今後のスライド生成AIの最大のブレイクスルーになるだろうという見通しで締めくくられています。プロンプトの書き方についても、決まった呪文を覚えるプロンプトエンジニアリングの重要性は薄れており、AIと対話しながら構成を相談していく自然なやり取りの方が実用的になってきているという学びも語られました。
目次(タイムスタンプ)
- 00:00 オープニング:日々のAIニュースに驚き疲れたあなたへ
- 00:36 今日のテーマ「AIプレゼン生成最前線」パワポ作業からの解放
- 01:59 なぜプレゼン生成AIが今のビジネスパーソンに求められているのか
- 08:35 御三家(Claude・Gemini・ChatGPT)のスライド生成力
- 17:27 NotebookLMは美しいが「画像」として出力される罠
- 22:39 脱線トーク:AI使いたておじさんへの正しい接し方と処世術
- 31:18 みんな大好きCanva AIのプレゼン機能、現時点での実力は?
- 34:34 本命その1「Manus(マナス)」:エージェント型AIの威力
- 39:10 話題のAIボイスレコーダー「Plaud Note」実機レビュー
- 43:04 本命その2「Genspark」:現場で使える編集可能なスライド生成
- 51:01 課金なしで爆速生成「魔人式プロンプト」の現在地と進化
- 56:48 今日の結論:結局どのAIツールを使ってスライドを作るのが正解か?
- 60:40 エンディング:次回に向けてのおしらせとハッシュタグ
- 62:40 アフタートーク:音声配信とビデオポッドキャストの決定的な違い
今回の要チェックキーワード
- Genspark(ジェンスパーク)
- 複数のAIモデルを統合し、リサーチからスライド・動画生成までを自律的にこなすことに特化したAIワークスペース。
- Manus(マヌス)
- 目標を与えると自律的にタスクをこなすAIエージェント。本回では、ユーザーの修正指示をプロンプトに翻訳し、スライド(画像)をゼロから描き直すことで柔軟な修正を実現する仕組みとして解説されている。
- まじん式プロンプト
- GeminiとGAS(Google Apps Script)を連携させ、無料で爆速にスライドを自動生成する、有志によって開発・進化し続けているプロンプト手法。 —----------------------------
この回でわかること(Q&A)
AIプレゼン生成でManusとGensparkはどう使い分ければいいですか?
Manusはナノバナナが裏で動作しビジュアルのクオリティが高く、文字だけを指定して修正できる点が強みで、汎用性も高いため最有力候補とされています。一方Gensparkは生成されるスライドが編集可能な形式で出力されるため、発表しながらの微調整や提出後の修正がしやすく、ビジネス用途ではGensparkの方が扱いやすいとされています。
NotebookLMでスライドを作る際の弱点は何ですか?
NotebookLMは裏側でナノバナナプロが動作し非常にグラフィカルでおしゃれなスライドを生成できますが、出力がすべて画像であるため文字や内容を後から編集できないという弱点があります。発表用と情報型のスタイルを選べる点は評価されていますが、そのままビジネスの場で使うことには懐疑的な見方が示されました。
ClaudeやGeminiでもプレゼンスライドは作れますか?
作れます。Claudeはパワーポイントを生成するコードを内部で作成し、シンプルで編集可能なパワーポイント形式を出力します。Geminiはキャンバス機能を使うとGoogleスライドとして出力され、そのままGoogleスライド上でナノバナナプロを使った画像挿入などの編集ができます。
魔人式プロンプトとは何ですか?
Geminiを利用した無料のスライド生成手法で、Google Apps Scriptを使って動作し課金なしで使えるのが特徴です。スライドを1枚ずつ細かく設定しながら生成できますが、Gemini本体のスライド生成機能が強化されてきたことで役割が近づきつつあり、独自の価値を模索している段階だと紹介されています。
AIスライド生成の今後の課題は何ですか?
2026年1月に発表された学術研究によれば、見た目の美しさと編集のしやすさの間にトレードオフが存在することが課題として指摘されています。ナノバナナのようなビジュアル重視の生成は編集性が低く、逆に編集しやすい形式は美的スコアが伸びにくいため、この両立が今後の最大のブレイクスルーになるとされています。
関連リンク
- Manus
- Genspark
- まじん式プロンプト
- AI生成した参考プレゼン
- 論文LATEX原稿からのプレゼンテーション資料自動生成(2006年)
- SlidesGen-Bench: 計算的および定量的指標によるスライド生成の評価(2026年)
この回を聴く
「おちつきAIラジオ」は、日々のAIトピックを現役のAIエンジニア(しぶちょー)と元刑事のポッドキャストプロデューサー(かねりん)がやさしく解説する対談番組です。