【Claude Code完全解説】AIエージェントを育成して業務効率化する基礎知識(ep.47)
おちつきAIラジオ 第47回(EP.047)/配信日: 2026.02.27/再生時間: 00:59:27
この回の概要
今回はSNSで話題になり続けているClaude Codeについて、基礎の基礎から解説する回です。この回を聴くと、Claude Codeが通常のClaude(ウェブ版)と何が違うのか、なぜコマンドライン(CLI)で動かす必要があるのか、そしてなぜ非エンジニアにも勧められているのかという全体像がわかります。
まずしぶちょーは、Claude CodeがAnthropicの提供するエージェント型のコーディング支援ツールで、ウェブで使う通常のClaudeとは別に、ターミナル(CLI、いわゆる黒い画面)の中で動くものだと説明しました。CLIで動かす理由は、カーソルやVSコードなど普段使っているどのエディターにも共通して備わっている画面だからで、ツールを切り替えるたびに使い方を覚え直す必要がなく、常に自分の作業環境にそのまま呼び出せる点が利点だと述べています。加えて、コマンドで細かく注文できるCLIは、決まった操作しかできないGUI(マウスとクリックで操作する画面)に比べて自動販売機と店員への直接注文ほどの違いがあり、繰り返し作業や情報確認をポンと指示できる効率の良さがプログラマーに好まれる理由だと語りました。
Claude Codeを使う上で日本語のコマンドを覚える必要はなく、黒い画面の中でもいつも通り日本語でプロンプトを打てば、Claude自身がコマンドを組み立てて実行してくれるとしぶちょーは説明しています。かねりんはこれを聞いて、音声ファイルの変換など毎回コマンドを調べながらやっていた作業をClaudeに任せられるのではと反応し、しぶちょーはそうした一連の作業手順を「スキル」としてあらかじめセットしておけば、指示のたびにその手順通りに自動処理してくれると答えました。
この回で繰り返し使われた例えが、Claude Codeはモンスターハンターのような育成ゲームだというものです。エージェントスキルズと呼ばれるAnthropic提案の仕組みでは、スキルズ.mdというマークダウン形式の手順書を用意しておくと、Claude Codeが作業の内容に応じてそれを読み込み、指示された手順やツールの使い方に沿って自律的に動いてくれます。これが装備にあたり、誰かが作ったスキルセットをプラグインやパッケージとして共有・入手すれば、自分のエージェントレベルに関係なく同じことができるようになる点が魅力だと紹介されました。さらに、MCP(モデルコンテキストプロトコル)という仕組みを使うと、NotionやFigmaなど外部のデータベースやファイルシステムとClaude Codeを連携させ、能動的にデータを取得・操作させることもできると説明しています。
Claude Codeの強みとして、DevinやReplitのようなクラウド上で完結する自律型コーディングツールと異なり、自分の手元のパソコンで動作し、権限を与えたローカルファイルに直接アクセスして作業できる点が挙げられました。一方で、作ったものをそのまま公開(デプロイ)できるわけではないため、手早く形にして世に出したい場合はReplitやManusの方が向いており、時間をかけてカスタマイズしながら育てていきたい場合や、ソフトウェアの勉強も兼ねたい場合にClaude Codeが適していると使い分けが語られました。
料金については、Proプランで契約している場合、月額の使用量制限ではなく数時間単位で利用可能な作業量が回復していく仕組みで、それを超えて使いたい場合は上位プランのMax(月100ドル・200ドルの2種類)や従量課金になると紹介されました。またAPI経由での利用は設定を誤ると高額な従量課金になりやすいため、初期設定には注意が必要だと補足しています。
最後に、Claude Codeを学ぶ入り口として、しぶちょーは日本語の技術情報共有サイトZenn上にある「ゼロから始めるClaude Code」という無料コンテンツを紹介し、Anthropic公式のベストプラクティスを参考に作られており基本的な使い方からサブエージェントの作り方まで網羅的に学べると勧めました。あわせて、Claude Codeを本格的に使いこなす上ではバージョン管理システムのGitと、それを共有するGitHubの理解も避けて通れないとして、Gitがもともとオープンソースの大規模開発の中で生まれた仕組みであることにも触れています。二人は、ソフトウェアの世界は変化が速く古い知識が廃れやすいため、すべてを網羅的に学んでから始めるのではなく、必要な部分から手を動かしながら広く浅く知識を広げていく姿勢が重要だという学びで締めくくりました。
目次(タイムスタンプ)
- 00:00 オープニング〜今回のテーマ「Claude Codeって何がいいの?」
- 01:28 SNSで話題?「Claude Code」に乗り遅れると落ち着かなくなる人
- 03:12 【脱線】製造業のリアル?グローバルで通じる下ネタとコミュニケーション
- 10:31 本題スタート:非エンジニアこそ「Claude Code」を学ぶべき理由
- 11:59 結論は「育成ゲー」!モンハンの装備のようにAIエージェントを育てよう
- 12:24 Claude Codeはどこで使う?黒い画面(CLI)とターミナルの話
- 19:06 なぜCLIを使うのか?自販機(GUI)とバーテンダー(CLI)の違い
- 23:10 オリジナルの作業フローを自動化!「スキル(Skills)」という強力な装備
- 30:57 外部ツールと連携する「MCP」
- 35:19 Claude Codeの料金体系は?Claude Proユーザーは使わなきゃ損!
- 39:41 初心者におすすめの無料教材「0から分かる Claude Code 完全ガイド」
- 44:28 コマンドラインと「Git/GitHub」の歴史〜Linuxから生まれたバージョン管理
- 48:16 AIエンジニアしぶちょーのキャリアと、変化が激しいIT業界の歩き方
今回の要チェックキーワード
- Claude Code
- ターミナル(CLI)中心で、自然言語の指示からファイル編集・コマンド実行などを進められる“エージェント型”のコーディング支援ツールである。
- CLI(Command Line Interface)
- マウス操作ではなく、文字コマンドでコンピュータに命令し結果を受け取る操作体系である。自動化・再現性・大量処理に強い。
- GUI(Graphical User Interface)
- ボタンやアイコンなど“見た目”をクリックして操作する方式である。直感的で学習コストが低い一方、複雑な手順の自動化はCLIに劣りやすい。
- AIエージェント(Agent)
- ユーザーの目的(ゴール)を受け取り、手順を組み立て、必要なツールを使って実行し、途中結果を見ながらゴールへ進む「実行主体としてのAI」である。
- サブエージェント(Subagent)
- メインの会話とは別のコンテキストと権限(使えるツール)を与えた“専門家役”のエージェントである。大量のファイル読解や専門タスクを分担させる設計に向く。
- Skills
- エージェントに「この作業はこう進める」という手順・作法を“再利用可能な作業パッケージ”として持たせる概念である。必要なときに呼び出して、作業の品質と速度を安定させる。
- SKILL.md
- Skillsの中核となる指示書ファイルである。やること・手順・注意点などを明文化し、エージェントが参照して動ける形にする。
- MCP(Model Context Protocol)
- AI(例:Claude Code)が外部ツールやサービスと接続するためのプロトコル/接続方式の考え方である。
- Hooks
- 特定のタイミング(例:ファイル編集後、ツール実行後など)でコマンドや処理を自動実行する仕組みである。「テストを必ず走らせる」「整形を強制する」など、運用ルールを“自動化で担保”できる。
- Plugins
- Skills/サブエージェント/Hooks/MCP設定などをひとまとめにして配布・共有できるパッケージ概念。 —----------------------------
この回でわかること(Q&A)
Claude CodeとClaudeのウェブ版は何が違うのですか?
Claudeのウェブ版はブラウザで使うチャットですが、Claude Codeはターミナル(CLI、いわゆる黒い画面)の中で動くエージェント型のコーディング支援ツールです。コマンドを覚えなくても日本語でプロンプトを打てば、Claude自身がコマンドを組み立てて実行してくれます。
なぜClaude CodeはCLI(コマンドライン)で動かす必要があるのですか?
CLIはカーソルやVSコードなど普段使うどのエディターにも共通して備わっている画面のため、ツールを切り替えるたびに使い方を覚え直す必要がなく、常に自分の作業環境にそのまま呼び出せる利点があるためです。決まった操作しかできないGUIに比べ、細かい注文ができる効率の良さもプログラマーに好まれる理由です。
Claude Codeのスキルズとは何ですか?
Anthropicが提案するエージェントスキルズという仕組みで、スキルズ.mdというマークダウン形式の手順書を用意しておくと、Claude Codeが作業内容に応じてそれを読み込み、指示された手順やツールの使い方に沿って自律的に動いてくれます。誰かが作ったスキルセットを共有・入手すれば同じ作業ができるようになります。
Claude CodeはDevinやReplitとどう違いますか?
DevinやReplitはクラウド上で完結する自律型コーディングツールですが、Claude Codeは自分の手元のパソコンで動作し、権限を与えたローカルファイルに直接アクセスして作業できる点が異なります。一方で作ったものをそのまま公開(デプロイ)できないため、手早く形にして公開したい場合はReplitやManusの方が向いています。
Claude Codeの料金体系はどうなっていますか?
Proプランで契約している場合、月額の使用量制限ではなく数時間単位で利用可能な作業量が回復していく仕組みで、超えて使いたい場合は上位プランのMax(月100ドル・200ドルの2種類)や従量課金になります。API経由の利用は設定を誤ると高額な従量課金になりやすいため注意が必要です。
関連リンク
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「おちつきAIラジオ」は、日々のAIトピックを現役のAIエンジニア(しぶちょー)と元刑事のポッドキャストプロデューサー(かねりん)がやさしく解説する対談番組です。