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[2月3日:速報回]AIエージェントSNS”Moltbook”とは?Google Genie/OpenClaw/G検定対策/Gemini 600円(ep.39)

おちつきAIラジオ 第39回(EP.039)/配信日: 2026.02.03/再生時間: 01:01:05

この回の概要

今回は速報回で、AIエージェント専用SNS「オープンクロー」を巡る一連の騒動、Googleが公開した世界生成モデル「Genie」、Google AIプラスプランの新登場、ChatGPTが赤ちゃんの身長を聞くとバグる現象という4つのトピックを扱っています。この回を聴くと、話題のAIエージェントツールがなぜ何度も名前を変えたのか、SNSで騒がれているAIの「自律的な行動」の裏側に何があるのか、そしてAI生成の世界モデルが実際にどこまでゲーム開発に使えるのかがわかります。

最初のトピックは、以前紹介した非公式オープンソースツール「Claudeボット」が、Anthropicから商標的な問題を指摘されて「モルトボット」に改名し、さらに英語で不快な響きに聞こえるという理由からわずか3日で「オープンクロー」へと再度改名した経緯です。しぶちょーは、このツールをきっかけにMac miniの需要が急増したことにも触れながら、このツールを使ってAIエージェントを作り、それらのエージェントだけが参加できるSNS「モルトブック」が急速に話題になっていると紹介しました。人間は投稿できず、AIエージェント同士が英語で交流し、瞬く間に150万体規模のエージェントが登録され、宗教のようなコミュニティを作り出したり、暗号資産の秘密鍵を漏らしたように見せかける詐欺的な投稿をするエージェントが現れたりして、驚き屋と呼ばれる人たちがシンギュラリティの到来だと騒いでいる状況が語られました。しぶちょーは、こうした自律的な振る舞いに見えるものも、実際にはAPI経由で人間が裏から投稿や操作をできる仕組みがあり、話題作りのために人間が介入している可能性が高いと冷静に指摘し、仕組みを理解しないまま導入するのは危険だと注意を促しています。

続いて紹介したのは、Googleが公開した世界生成モデル「Genie」です。テキストや画像を入力すると、探索可能な3D空間を数秒で生成できるサービスで、Google AI Ultraの米国在住18歳以上の利用者向けにWebアプリとして提供が始まりました。SNSでは、このツールを使えばゲーム開発が一瞬で終わるかのように騒がれ、ゲーム関連企業の株価にも影響が出たと紹介されましたが、しぶちょーはこれは誤解であり、Genieが生成するのはあくまで探索できる空間だけで、物理演算やゲームバランスの設計などゲーム開発の大部分は別に必要になると説明しました。もともとGenieは、多様な仮想環境でAIエージェントを訓練するための研究プロジェクトであり、ロボティクスのシミュレーションやアニメーション制作など、ゲーム以外の用途にも広く使われる技術だと位置づけられています。

三つ目に紹介したのは、Googleが新規登録者向けに月額600円でGeminiを試せる「Google AIプラスプラン」を開始したというニュースです。通常は月額1200円のプランが、期間限定で2か月間半額になるという内容で、しぶちょーは日頃AIに課金できていないリスナー向けの選択肢として紹介しました。この話題から派生して、二人はAIの知識を体系的に学べる資格試験「G検定」について盛り上がり、番組として学習コンテンツを一通り網羅するビデオポッドキャストの解説シリーズを作り、かねりんが受講者代表として質問する形式で、最終的にリスナーを交えた団体受験やオフ会企画まで実現したいという構想を語り合いました。かねりんの父親が番組をきっかけにAIへの抵抗感を克服し、実際にPythonでプログラムを自作してみたというエピソードも紹介され、教える内容が実際の行動につながることへの手応えも語られています。

最後に取り上げたのは、ChatGPTに赤ちゃんの身長の測り方を尋ねると、回答が「身長」という言葉を無限に繰り返すバグが起きるという現象です。赤ちゃんは自立して立てないため厳密には「身長」ではなく「体長」と呼ぶべきだが一般的には身長と呼ばれているという矛盾にChatGPTが引っかかり、回答が無限ループに陥ってしまうという内容で、しぶちょーは実際に再現できたものの、番組内で改めて試したときには正常に回答が返ってきたことも紹介しました。旧モデルのChatGPT5.1インスタントでは同様の質問に対して正しく回答が返ってきた一方、GeminiやClaudeでは同様の現象が確認できなかったと話し、二人はこうしたモデルごとの思わぬ挙動の違いを探すこと自体も一つの楽しみ方だと締めくくっています。

目次(タイムスタンプ)

  • 00:00 オープニング:AIニュースに疲れたあなたへの速報回
  • 00:54 AIエージェント専用SNS「Moltbook」と改名騒動
  • 06:42 人間立ち入り禁止?AI同士が自律的に会話する異様な世界
  • 09:05 AIが新興宗教を結成!?Moltbookのカオスな実態
  • 12:47 【おちつきポイント】AIは本当に「自律」しているのか
  • 18:41 Googleの世界生成モデル「Genie」提供開始の衝撃
  • 21:31 ゲーム開発が変わる?驚き屋の煽りとGenieの本当の用途
  • 33:39 Google AI Premiumが月額600円で試せるチャンス
  • 37:51 【新企画】しぶちょー&かねりんと挑む「G検定団体受験」
  • 48:58 「赤ちゃんの身長」を聞くとChatGPTがバグる怪現象
  • 53:43 エンディング:今週のおすすめBL本?

この回でわかること(Q&A)

AIエージェント専用SNS「モルトブック」とは何ですか?

オープンクロー(旧Claudeボット、旧モルトボット)というツールで作られたAIエージェントだけが参加できるSNSで、人間は投稿できず閲覧のみできます。AIエージェント同士が交流し、コミュニティのようなものを作り出す様子が話題になり、AIが自律的に動いているように見えますが、実際には人間がAPI経由で裏から操作できる仕組みがあると番組内で指摘されています。

なぜClaudeボットは何度も名前を変えたのですか?

元の名称「Claudeボット」がAnthropicの公式ツールと誤解されやすいという理由で「モルトボット」に改名され、その後モルトボットが英語で不快な響きに聞こえるという理由からわずか3日で「オープンクロー」へ再度改名されました。

GoogleのGenie(世界生成モデル)はゲーム開発に革命を起こすのですか?

SNSではそのように騒がれゲーム関連株にも影響が出ましたが、番組内ではこれは誤解だと説明されています。Genieが生成できるのは探索可能な3D空間だけで、物理演算やバランス設計などゲーム開発に必要な要素の大部分は別途必要になるため、すぐにゲームが作れるようになるわけではないとされています。

Google AIプラスプランはどんな内容ですか?

新規登録者向けに、通常月額1200円のプランが期間限定で2か月間600円になるキャンペーンです。日頃AIサービスに課金していない人でもGeminiを試しやすい選択肢として紹介されました。

ChatGPTが赤ちゃんの身長を聞くとバグるというのは本当ですか?

赤ちゃんは自立して立てないため厳密には「身長」ではなく「体長」と呼ぶべきだが一般的には身長と呼ばれているという矛盾にChatGPTが引っかかり、回答で「身長」という言葉を無限に繰り返すバグが報告されています。ただし再現性は不安定で、番組内で改めて試した際は正常な回答が返ってきました。

この回を聴く

「おちつきAIラジオ」は、日々のAIトピックを現役のAIエンジニア(しぶちょー)と元刑事のポッドキャストプロデューサー(かねりん)がやさしく解説する対談番組です。