[12月16日:速報回]ディズニーがOpenAIに1500億円出資した真の狙いとは?アニメ制作の未来とGPT-5.2の実力|DeepMindドキュメンタリー(ep.25)
おちつきAIラジオ 第25回(EP.025)/配信日: 2025.12.16/再生時間: 00:46:06
この回の概要
今回は2025年12月15日収録の速報回で、OpenAIのGPT-5.2リリース、ディズニーのOpenAIへの1500億円出資、ChatGPTとAdobeの連携、Meta AIの日本展開、GoogleディープマインドのAGI研究ドキュメンタリー公開という5つのAIニュースを扱っています。この回を聴くと、年末にかけて相次いだ大型AI発表の要点と、それぞれが実務やビジネスにどう影響するかが短時間でわかります。
最初のトピックはOpenAIのGPT-5.2リリースです。しぶちょーは、実務能力を測るベンチマーク「GDPval」のスコアが5.1の約40パーセントから5.2で約70パーセントへと大きく上がったことを紹介します。GDPvalはGDP貢献度の高い業種から1300個ほどのタスクを抽出し、文書作成やスプレッドシート処理など実際の業務に近い成果物で評価するベンチマークです。しぶちょー自身、大学の授業レポートの答え合わせにChatGPTを使ったところ、5.1では正答率が約6割だったのに対し5.2ではほぼ満点になったという実体験を語ります。また、コンテキストウィンドウが大幅に拡張され、小説一冊分に相当する約24万文字を一度に処理できるようになったことで、検索拡張生成(RAG)を使わずに文章をまるごと投げて回答させる使い方が現実的になってきたことも紹介されました。
続いて、ディズニーがOpenAIに1500億円を出資し、動画生成AI「Sora」でミッキーマウスなどディズニーの主要キャラクターをIPとして使えるようにする提携が紹介されます。しぶちょーは、ディズニー側の狙いとして、自社アニメーション制作に生成AI技術を効率よく取り込みたいという説を挙げ、キャラクターを学習させたモデルを自社の制作にも活用する合理的な戦略ではないかと分析します。かねりんは、日本の出版社やアニメ業界がOpenAIに知財保護を求めてオプトイン方式への転換を要請していたものの、その後具体的な進展がないまま止まっている状況と対比させ、資金を出して対等な関係を築いたディズニーとの違いを指摘します。
三つ目のトピックは、ChatGPT内でAdobeのPhotoshop Express、Acrobatが利用可能になったというニュースです。設定でアプリ連携を有効にすると、ChatGPTのユーザーであれば無料で画像の明るさ調整などの簡易的なPhotoshop機能を呼び出せるようになります。しぶちょーは実際に試した感想として、現時点ではスライダーで軽い調整ができる程度で完成度はまだ発展途上だとしつつも、無料で使える点や今後の機能拡張への期待を語りました。
四つ目はMeta AIの日本展開です。搭載モデルは今年4月公開のLlama4で、性能面では他の大手AIに見劣りし、しぶちょーとかねりんはやや辛口の評価をしています。しぶちょーは実際に使ってみた感想として、質問した内容についてハルシネーションを起こしたり、検索せずに的外れな回答を返したりする様子を、Google検索AI以前のBardの時代を思わせると表現しました。狙いとしては、Instagram、Facebook、Threadsといった自社SNSと連携したAI活用を目指しているのではないかと推測され、GrokがXでの投稿分析機能でバズを生んでいる例と比較しながら、Meta AIも同様のSNS連携機能を模索している可能性が語られました。
最後にGoogleディープマインドが、アルファ碁やアルファフォールドの開発現場を5年間追ったドキュメンタリー「The Thinking Game」をYouTubeで無料公開したことが紹介されます。アルファ碁のドキュメンタリーを手がけたのと同じ制作チームによる作品で、タンパク質の構造解析を行うアルファフォールドが完成するまでの開発現場の様子がリアルに描かれており、AGI研究の舞台裏を描いた内容としてSNSで評判が良いとのことです。
番組の締めくくりでは、Manus 1.6が具体的な変更点を明かさないまま静かにリリースされたことや、将棋の藤井聡太が今年ハマったものとしてバイブコーディングを挙げたという小ネタも紹介されました。しぶちょーは、AIとの対局を通じてAIに詳しいはずの藤井聡太が今何を作っているのか気になると語ります。最後に二人は、年末にかけてOpenAIがさらに大きな発表を連続して出してくる可能性への警戒感を共有し、次回以降の速報回でも状況を追いかけていく方針を示して回を締めくくっています。
目次(タイムスタンプ)
- 00:00 2025年12月のAIニュース速報!
- 00:57 GPT-5.2公開!実務能力「GDP Val」とは?
- 07:29 小説1冊分!長文コンテキスト対応の衝撃
- 11:37 ディズニーがOpenAIに1500億円出資した理由
- 16:51 アニメ制作の現場が変わる?IP活用の未来
- 23:51 ChatGPT内でPhotoshopが無料使用可能に
- 31:00 日本上陸「Meta AI」とまさかのシャドウバン
- 37:07 Google DeepMindのAGI研究ドキュメンタリー
- 40:13 藤井聡太竜王もハマる「バイブコーディング」
- 41:43 年末のAI界隈は「Code Red」継続中?
この回でわかること(Q&A)
GPT-5.2はGPT-5.1から何が変わりましたか?
実務能力を測るベンチマーク「GDPval」のスコアが約40パーセントから約70パーセントに大きく向上しました。またコンテキストウィンドウが拡張され、小説一冊分に相当する約24万文字を一度に処理できるようになったと番組内で説明されています。
GDPvalとはどんなベンチマークですか?
OpenAIが作成したベンチマークで、GDP貢献度の高い業種から抽出した約1300個のタスクを使い、文書作成やスプレッドシート処理など実際の業務に近い成果物でAIの実力を評価するものです。
ディズニーはなぜOpenAIに1500億円を出資したのですか?
番組では、ミッキーマウスなどのキャラクターを動画生成AI「Sora」で使えるようにする提携の一環と紹介されています。ディズニー自身のアニメーション制作に生成AI技術を効率よく取り込みたい狙いがあるのではないかと分析されました。
ChatGPTでPhotoshopが使えるようになったというのは本当ですか?
設定でアプリ連携を有効にすると、ChatGPTユーザーは無料でPhotoshop Expressの簡易機能を呼び出せます。ただし番組で試した限りでは、画像の明るさ調整などスライダー操作が中心で、完成度はまだ発展途上だと評価されています。
Meta AIは日本でどのように展開されていますか?
段階的に提供が始まっており、搭載モデルはLlama4です。番組では性能面で他の大手AIに見劣りするとしつつ、Instagram、Facebook、Threadsなど自社SNSとの連携機能を目指しているのではないかと推測されています。
この回を聴く
「おちつきAIラジオ」は、日々のAIトピックを現役のAIエンジニア(しぶちょー)と元刑事のポッドキャストプロデューサー(かねりん)がやさしく解説する対談番組です。